「大寒」 文字を見るだけでも寒くなる季節です。
2018年の冬は特別に寒いですね。各地で記録的な寒さと雪を記録しています。
私の住む滋賀県も例外ではありません。
いつもよりたくさん降り積もる雪、冷たく吹く山からの風。
そんな寒い季節、一日のはじめに口にするのはやはり温かいものがいい。
野菜スープなら起きたての体にも優しく、その日一日を暖かく過ごせそうな気がします。
朝食に野菜をたくさん摂りたいと思い、考えたのが水を使わない野菜スープでした。
保温調理鍋を使えば、水を使わなくても野菜の水分だけでスープができます。
少ない火力で調理できるため光熱費が節約できてとっても重宝しています。
栄養満点の朝のスープ。作り置きしておくと便利なんです。
カボチャにキャベツ、玉ねぎ、人参、セロリにじゃがいも。根菜やキノコも入れます。
保温調理鍋は最近人気の低温調理鍋とは違い、中に入っている保温用の鍋が唯一の熱源となるため一度温める必要があります。
保温用の鍋に水分の多い玉ねぎやキャベツなどを先に入れ、とろ火にかけます。しんなりして暈が減ったら次の野菜を入れます。そして暈が減ったらまた次の野菜を、ということを繰り返します。そうして野菜の水分が出てきたら味付けのコンソメを入れ、鍋を保温調理器にセットします。
鍋の持つ熱のみを使って調理していくのでガス代も電気代も一切かかりません。このエコなところが気に入って長く使っています。
鍋をセットしたあとは一晩寝かせるだけ。魔法瓶効果で野菜たちはゆっくりと蒸し煮状態に。仕上がりはとろりと柔らかです。
あとは口当たりを良くするため、ハンドミキサーで滑らかにしてスープのもとが完成♪
小分けにしたら冷凍庫で保存しておきます。だいたい2週間は冷凍保存がきくでしょう。
朝は牛乳や豆乳とともに温めるだけで栄養満点の野菜スープができます。
季節ごとの旬の素材を使うので味も季節によって変わります。
野菜の水分だけでできたスープは、それぞれの素材の味が引き立て合い、とても優しい味がします。
寒い冬の朝、ささやかな幸せを感じさせてくれる温かい野菜スープ。
季節のフルーツとヨーグルト。全粒粉を使った手焼きのパン。
お気に入りのコーヒー。
一年を通じて変わりのない食卓ですが、野菜スープの中に季節を感じることができます。
我が家の朝は早いので、天気の良い日には美しい景色を堪能することができます。
朝焼けの琵琶湖はいつもの朝食を彩りあるものに変えてくれます。
「自分の体は自分の食べたもので出来ている」
あたり前のことのようですが案外忘れられがちなことです。
大切にしておきたい言葉ですね。