お野菜たちの『声』を聞きながら

この土地に移住してきて何より嬉しかったこと、それは新鮮なお野菜が買えることです。

野菜が大好きな私は、道の駅や農協などで新鮮で美しい野菜に出会うと、ワクワクしてどんなお料理にしようか想像しながらお買い物をします。

気づけば買い物かごは野菜でいっぱい、なんてことがよくあります。

シンプル・イズ・ザ・ベスト

素材の良いものは調味料もあまり使わず、シンプルに食べるよう心がけています。
一度にたくさんの野菜を買ってきて、美味しく保存できるよう下ごしらえをします。

さっと湯通し、蒸したり、干したり、焼いたり。

それぞれのお野菜たちが言います。

「私はそのままね!」

「今日の私は蒸した方が美味しいヨォ」

「僕は油と相性がいいから、わかるよね?」

お野菜たちの『声』を聞きながら、季節を感じながら、一つ一つ丁寧に下ごしらえしていきます。

トマトはこうやって干してあげると、旨味がギュッと凝縮されてとても濃厚な味になるんです。

小分けとメモ

いつも1回分づつ保存袋に入れてメモしています。

お料理をするときに、余計な手間をかけないよう、使いたい時すぐに使えるよう、パッと見てすぐにわかるよう、心がけています。

この手間を惜しんではいけません。

そして冷蔵・冷凍します。
毎日使うお出汁も同じように作り置きしています。

最近の冷蔵庫はとっても高機能。冷凍保存してもお野菜の食感がしっかり感じられます。

生野菜だって、シャキシャキで驚いてしまいます。

そもそも

私は織物をするので、その時間を確保するために「調理時間を短くしよう」と始めた工夫でした。

お野菜は新鮮なうちに下ごしらえしておくと、毎回美味しく食べられるので、いつのまにかとても大切な習慣になりました。

食卓黄金比

冷蔵庫の扉を開けると、そこにはお野菜たち。

みんな自分の出番を待っているかのように、所狭しと並んでいます。

ですから外食はほとんどしません。

お野菜が7、お肉お魚が3。

これが、わが家の『食卓黄金比率』。

干しておいたトマト。

日光浴のあとは、オリーブオイルの海へ。

明日は別人のように美味しくなりそうです。