滋賀県、湖西。
蓬莱山のふもとにある守山の里で行われている活動の一部として、古民家で「手織り展」をさせていただきました。
この場所では、古民家の修復を地元の方々の知識や知恵で進めながら、さまざまな活動が行われています。
おくどさんでの炊飯や調理、お餅つき、石の道作り、土止めの石積み、植栽。
また、昔の道具の名前や使い方の展示などもあり、昔の暮らしを感じられる楽しいイベントです。
そのイベントの一部として、私の手織り作品を展示させていただくことになりました。
古民家の限られた空間の中で、どのような展示になるのか。
不安と期待が入り混じる中で準備を始めました。
友人二人にも作品選びを手伝ってもらい、
シルク、ウール、綿、麻などの手織り作品を見ていただこうと考えました。
小さな壁掛け、コースター、ランチョンマット、テーブルランナー。
そしてジャケットやストール、マフラーなどの作品も並べました。
色合いや素材を考えながら、古民家の雰囲気に合うよう展示してみました。

寒い季節だったので、服はウールとシルクのものを選び、友人二人にも協力してもらい、実際に服を着てもらうことにしました。
二日間、午前中だけの短い時間ではありましたが、来てくださった方に楽しんでいただけたらと思っていました。
女性の方は着ることにも興味を持ってくださり、
好きなジャケットやストールを身につけて鏡の前に立ちます。
ふと気がつくと、織りの服を着て会話が弾み、
服を交換しながら写真を撮ったりして、とても楽しそうな様子でした。
それを見ていた男性の方が
「みんな似合っていますね」
と声をかけてくださり、嬉しい時間でした。

また、見に来てくださった方も、それぞれ違うところを見ておられるのが印象的でした。
若い男性からは手織りについていろんなご質問があり、
フランスからの留学生の方は、シルクのジャケットの染めのグラデーションを気に入ってくださったようでした。
手伝ってくれた友人を始め、姿見を貸してくださった方、搬入搬出のお手伝いを申し出ていただいた方など、みなさんに助けていただきました。
地域の古民家という人が集う場所で展示をさせていただき、
見てくださった方の反応を直接知ることができたことは、私にとってとても良い経験になりました。
みなさんの助けなしでは出来なかったことだと、あらためて感じています。
手伝ってくださった友人や、来てくださった方々に感謝しています。

これまで大切に集めてきた素材を染めた時、
手織りをした時、
それぞれに違う表情があり、手織りを楽しんできました。
これからも、手元にある織り糸を生かして、
楽しく、面白く、学びながら織っていきたいと思います。
